2022/10/07 09:12
こんにちは!結美ヘルスケアです。
今回はコロナ禍でのサウナの楽しみ方についての記事になります。
コロナになり今までサウナに通っていたけど、通えなくなってしまった方もいらっしゃるかと思います。
そこで、今回はサウナ大国のフィンランドでのコロナ禍のサウナ入浴頻度がどの程度影響を受けているのかについて調査をしていきます。
ぜひ最後までご覧ください!
一般社団法人日本サウナ・温冷浴総合研究所の研究によれば、日本では2020年〜2021年のサウナ人口の推移は2583万人が1573万人と、1000万人が減った結果となりました。さらに細かく調べてみると入浴動向の変化については、全体的にみるとサウナの利用回数が減ったと答える人が54.6%にまで及びました。
やはりコロナ禍では密になるサウナの利用を避ける人がほとんどでした。
一方で2020年に1000人のフィンランド人を対象にサウナの入浴頻度、コロナ禍でのサウナに対する考え方の変化、感染への懸念などを調査しました。
調査結果から、なんとコロナ以前のフィランド人のうちの60%が週に1度はサウナに入っていてさらに90%以上もの人が少なくとも時々サウナを利用していました。
日本では考えられない数字ですね、、、流石サウナ大国です。
入浴頻度に関する変化では、大きく関係しているのは住居でした。
89%の人が個人のサウナを所有していましたが、マンションやアパートの居住者の所有率は64%に留まっていました。一方で戸建住宅に住んでいる人は,性別に関係なく,週4回以上入浴する人がマンションやアパートに住んでいる人よりも約3倍多い結果となりました。
ただ、プライベートサウナを利用できない人たちは、入浴を減らす傾向がそうでない人に比べて4倍以上も高いこともわかっています。
コロナ禍に入ると回答者の23%は入浴の頻度を減らしていますが、そのうちの81%はマンションやアパートの居住者でした。
一方で、より頻繁に入浴するようになった11%の回答者のうち、戸建てに住んでいる人は59%でした。
公衆サウナの閉鎖に関しては、74%もの人が同意をしています。やはり日本と同様に感染のリスクを大半の人は感じているようです。
ただ、国民の89%が個人所有のサウナがあるフィンランドではプライベートサウナへのアクセスがない人ほど、サウナ入浴を減らしたり止めたりする傾向が見られましたが、全体として日本のようにサウナ人口が減少することはほとんどありませんでした。
現在日本でも東京を中心にプライベートサウナ施設の数が2020年を境に増えてきました。複数人や大衆浴場でのサウナ利用が不安という方は、感染症対策が万全なプライベートサウナを利用してみるのもこの機会に良いかと思います!
参考文献
2 Sauna bathing frequency in Finland and the impact of COVID-19.
Complement Ther Med. 2021 Jan;56:102594. doi: 10.1016/j.ctim.2020.102594. Epub 2020 Oct 27.